K・J・WORKS 山内の日々あれこれ。

2013-01-01から1年間の記事一覧

額造り。

先日、住まい手さんのご依頼で額造り。目の通った杉の柾目を使い、金物を使わず製作。その時、使った仕口が「留めカンザシ」。留めに接着した所に、斜めに溝を掘って・・・。堅い広葉樹を差込みます。切り取って完成。デザイン的アクセントにもなります。住…

木の話 4 セン(栓)

「セン」という木をご存知でしょうか? 業界では有名でも、知名度は低い木だと思います。 非常に木目の美しい木で、個人的には最も好きな木の一つです。 なんともいえない艶をもつ「セン」は、現在欧米の木工家の中でも人気が高まっているそうです。 K・J…

古民家のリノベーション。

現場下見に行ってきました。 場所は千早赤坂村、緑の多い良い場所です。 もともとの母屋に増改築が何度か行われ、家の形状も複雑。 当然、屋根の形状も複雑で雨水の流れも複雑です。 (写真は、雨水の流れをどう処理するか、相談しているところ) 一歩、屋内…

框材。

池田市の新築現場で使用する、チェリー材の本木取りをしました。 ※本木取りとは、製材した材料を、使用する寸法に削ったり、直角を出したりすることです。 これが、木取り前の写真。 日本で製材するときは、厚みは尺貫法で指示する事が多く、1寸2分(約3…

動脈と静脈。

池田市の新築現場。 床下の配管、配線がほぼ完了です。 写真は、給水・給湯管。分かりやすいよう色分けされています。 水の流れに負荷がかからぬよう、滑らかで綺麗な配管です。 今週後半には、床板を貼るので見えなくなります。 見えないところでよい仕事、…

薪ストーブを愉しむ会。

今日は、今シーズン最初の「薪ストーブを愉しむ会」。 とはいっても今日の大阪の気温は30度超える予報。 でも来たるべき冬に備えるなら、今がそのタイミングです。 写真はネスターマーティンH33 B-TOP。 炉内の温度が上がり、燃費運転に移行したと…

ペレットストーブ設置。

本日、ペレットストーブの設置作業を行いました。 今回設置したのは、山形の山本製作所製、FF式ペレットストーブ「ほのか」。 FF式とは、ストーブの燃焼にまつわる空気を、全て外気でまかなうものです。 すなわち、燃焼中、部屋の空気は一切使用しません…

蕎麦の試食会。

今日は、蕎麦の試食会がありました。 福井の製粉会社から持ち帰った3種類の蕎麦粉。 左から、抜き実挽き蕎麦粉 水仙・特上蕎麦粉 金華・丸挽き蕎麦粉 越前。 抜き実挽きは色白でさらっと食べられ、丸挽きはしっかりとした食感と香り。 なるほど同じ蕎麦粉で…

秋の味覚。

先日、お隣のみまさかで栗を2袋購入。 早速、栗ごはんに。 栗は、縄文時代から植林されていた日本人にとって、とても馴染みの深い木です。 しっかりとした木目なのにどこか品があり、好きな材料です。 腐りにくいため、一時は電柱や線路の枕木ように乱伐さ…

火入れ。

今日は、昨日設置した薪ストーブの火入れ。 車でいう慣らし運転です。 薪を投入し、各種調整弁などをいじりながら様子を見ます。 無事、2台とも綺麗に燃焼してくれました。 薪ストーブは慣らし燃焼を数回行うまでは、最大火力にはしません。 いきなり強く燃…

かぐらの薪ストーブ。

かぐらの薪ストーブを入替えました。 バーモントキャスティングス社の「アンコール」。 先日、敷いたレンガの上に鎮座しました。 オプションのウォーミングシェルフの下には、炎の守り神、ドラゴンが。 アンコールは、永く変わらないクラシックデザインの長…

みりん干し。

実家のある舞鶴から、魚が届きました。 いわしのみりん干しと、沖ギス(ニギス)の丸干し。 写真には写っていないですが、ハタハタの一夜干しも。 幼少の頃、こういった加工魚はそんなに得意ではありませんでした。 それが、いつからかすっかり好物に。 ハタ…

レンガを敷きました。

かぐらの薪ストーブが変わります。 伝統的スタイルの赤い薪ストーブが、来月早々に据えられます。 それに備えて、床も従来の鉄板からレンガにリニューアル。 本日、夜間作業でそのレンガを敷きました。 悩んで選んだ、古レンガ。 クラシックスタイルの薪スト…

薪棚。

7月に、お引渡しさせていただきました、和泉市のYさん。 来たる冬に向けて、薪棚製作のお手伝い。 束石を据えて、柱を立てて・・・。 このあと、屋根も付けてしっかりしたものができました。 さあ、来月にはいよいよネスターマーティンS43B-TOPの…

ペレットストーブ講習会。

今日は、京都の京北町までペレットストーブの講習会に出かけています。 ペレットストーブは年々進化しています。 燃焼効率。 本体サイズ。 静粛性。 デザイン。 燃費などなど・・・。 今回は、山形県天童市の山本製作所のペレットストーブ「ほのか」。 スト…

地墨。

先日、ベースコンクリートを打設した現場で、今日は墨出し。 地墨は基礎の立ち上がり、建物の土台の位置を決める重要な墨です。 今日は晴天の上、最高気温が27度。 現場作業も気持ちよく進みます。 今週末は、基礎の立ち上がりにコンクリートの打設を行いま…

薪ストーブが続々と・・・。

展示スペース大幅拡充を来週に控え、薪ストーブが続々と入荷しています。 K・J・WORKSの倉庫は、いつの間にかたくさんの薪ストーブでいっぱいに・・・。 今週は、小国館で展示什器製作。 かぐらでレンガ敷きなどが予定されています。 オープンは10…

おもてなし会。

入社してから、はじめておもてなし会の担当になりました。 今日のメニューは、カレー・ギョウザ・ピクルス。 私は、ギョウザ担当。 250ヶのギョウザの段取りと調理をしました。 自宅でもしばしばギョウザを作るので、油断していました。 普段はせいぜい5~…

建て方。

抜けるような秋晴れの下、池田市のTさんの家の建て方です。普段、KJWORKSの家を建てている棟梁が勢ぞろい。見事な段取りで、組み上がっていきます。やっぱり建て方は絵になります。雲一つない青空の下、かけやを振るう音が響きわたっていました。

タカの渡り。

タカの渡りをご存知でしょうか? 冬を前にして、北日本で夏を過ごしたタカが、秋分の日の頃にいっせいに南下します。 昨年までいた、飛騨地方では南下してきたタカ達が、北アルプスと中央アルプスに阻まれその間に集中します。 そして、その先にあるのが、御…

中秋の名月。

明日は、中秋の名月です。 台風が空気をきれいにしてくれたのか、K・J・WORKSからも、きれいな月を 見る事ができます。 明日の天気も良さそうなので、ぜひ夜空を見上げてみてください。 できることなら、街の明かりの少ないところだと最高なんですが。

由良川。

台風16号が過ぎ、一気に秋らしい気候になりました。 実家のある舞鶴も流れる由良川が上流の福知山市で氾濫し、甚大な被害が出ています。 被害者の方々が、1日でも早くもとの生活に戻られることをお祈りしています。 この由良川、実家の舞鶴付近の流れは非…

堆肥柵工事。

大阪産の丸太で、堆肥熟成用の柵を作らせていただきました。 大阪府森林組合で円柱加工(※)した間伐材(ヒノキ・スギ)を65本使用。 まさに地産地消。 柵といっても、4m×4mの大きさ。 高さも1.2mあります。 この柵が堆肥でいっぱいになる日が楽し…

来週は建て方です。

池田市のTさんの家、来週はいよいよ建て方です。 今日は、外部足場設置に先駆けて、配管工事をしています。 今日、水道屋さんが持ってきていたミニショベルカー(ユンボ)、なんと幅が80cm弱まで縮まるとか。 (逆に安定感が欲しいときは、幅が拡がりま…

解体工事。

枚方のリフォームの現場では、解体工事が進んでいます。 完成図面と睨めっこしながら、解体して良いもの、残すものを見極め、職人さんに指示を出します。 壁や柱だけでなく、水道管の通り道や、排水管の勾配の確保など注意する点がたくさんあります。 今回は…

国産材マーク。

国産材マークというものが、制定されました。 JAPIC(一般社団法人日本プロジェクト産業協議会)の中の、森林再生事業化委員会、国産材マーク推進会というところが、統括しているようです。 ややこしいので、興味のある方は→こちら 以前にも、3.9%…

こだわりのガーデンキッチン その2。

可愛く、趣のある市松模様のシンク。 銅製の水栓。 こだわりのガーデンキッチンが完成しました。 この銅製水栓、商品説明にはこんな事が書いてあります。 「接触面に殺菌特性をもつ銅を素地のまま使用した水栓金具です。水分のある環境では、オゾンに相当す…

TOKYO 2020

オリンピック・パラリンピックが日本で開催されますね。 オリンピックの開催回数は、アメリカの8回が最多で、フランスが5回、ついで日本の4回という順番だそうです。 東京、札幌、長野、そして東京。 私は、1974年生まれなので、長野以来、二回目のオリンピ…

こだわりのガーデンキッチン。

箕面市で家に寄り添うような、ガーデンキッチンの工事をさせていただいています。 ご主人のこだわりが随所に詰まったもので、小さいですが素敵なものになりそうです。 懐かしい感じの、モザイクタイルのシンクや、吊り下げの電球、風合いにこだわったフック…

土留。

酷暑から一転、雨の日が続きました。 池田市の現場では、道路より敷地が高いので、どうしても雨と一緒に土が側溝に流れてしまいます。 そこで、土が流れないように、板を貼りました。 もちろん、すでに流れた土も側溝から取り除きました。 これで土の流出も…