木工具・使用法。
かぐらに大工道具を展示するにあたり、大昔に買った本を引っぱり出してきました。
大工や建具屋、家具職人などが使用する道具を網羅した本で、イラストや写真も多く、面白い本です。
代表的な道具には、鉋(かんな)、鑿(のみ)、鋸(のこ)、金槌(かなづち)、錐(きり)など。
例えば、鑿。
穴や溝を彫ったりするのが主な使用法ですが、実に多種多様。
追入鑿、向待鑿、厚鑿、突鑿、丸鑿、薄鑿・・・。
さらに大きさが一分、二分、三分、四分~と3mm刻みで・・・。
鉋や鋸も同じく、多くの種類があります。
電動工具などない頃の大工は、手工具の基本セットには約180種の道具が必要だったそうです。
世界に誇れる、日本の木工加工技術、そのディープな世界の一端が垣間見れる良著です。