削ろう会。
削ろう会という催しがあります。
大工や木工家で道具好きの人は、おおむね知ってると思われるこの会。
全国の、刃物生産地や木工の盛んな土地で年1~2回行われ、腕自慢の大工や
鉋職人が集います。
この会の醍醐味はなんと言っても鉋の薄削り。
※削ろう会HPより転載
極限まで研ぎ上げられた鉋刃と、完璧に調整された鉋台は、僅か数ミクロンの薄削りを可能にします。
確か、大会記録は2ミクロン(1000分の2ミリ)だったと思います。
これは、500回削って1ミリの厚み、透けるどころか指の指紋まで見えるほどです。
それ以外にも、30センチを超える幅の大鉋や、飛鳥時代から使われていた槍鉋なども登場します。
木を削る道具は世界中にありますが、日本の鉋は精度と実用性に芸術性も加わり、間違いなく世界一。
次回は、11月に小田原で開催です。