縮み杢と縄杢。
無垢材は時に、非常に豊かな木目が現れます。
日本では、昔から美しい木目を固有の名称で呼び、珍重して来ました。
現在、お引渡しに向け最終段階に入っている、池田市のお家。
フローリングをはじめ、玄関周りやキッチンにアメリカンチェリーがふんだんに使われています。
そんな中の美しい杢をご紹介します。
勝手口上がり框の縮み杢。
木が、斜面の傾斜や雪の重みなどの影響で曲がって育ったときなどに出やすいそうです。
また、大きくなりすぎた木が自重で縮んでしまうこともあるそうです。
立体的な杢が光に反射し、とても綺麗です。
キッチンカウンターの縄杢。
読んで字のごとく、縄を編んだような杢が出ます。
山の斜面などで、いつも同じ方向から風を受けるような環境で、風に逆らい捻って生長した場合などに出るといわれています。
波状に出るもくは、リズム感があり、これも光を受けると綺麗です。
木と永く慣れ親しんでいると、一枚の板から色んなストーリーが想像できます。
虫に喰われて苦労した跡、何らかの理由で枝が折れた跡、ストレス無くすくすくと育った木もあれば、日が当たらなかったのか、極端に生長の遅い木もあります。
無垢材を使うK・J・WORKSの家には、そんな小さなストーリーがちりばめられています。