K・J・WORKS 山内の日々あれこれ。

薪ストーブで燃やす薪のこと。

よく、「薪ストーブで針葉樹は燃やせない」といった話を聞きます。

薪ストーブを傷めるとか、煙突が詰まるとか。

 

これは、間違いといってよいと思います。

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針広問わず大事なことは、薪のコンディションです。

どんな木でも、乾燥が甘く湿っていれば、煤やタールが付着します。

乾いた針葉樹より未乾燥の広葉樹のほうが薪ストーブにとっては問題です。

 

ただ、針葉樹は広葉樹に比べ、燃焼温度が高いので薪も空気も大量に投入し、過剰に燃やし続けると、熱酸化と呼ばれる現象が炉内で起こり、ストーブの内壁が傷む可能性はぬぐえません。

 

でも、たとえ針葉樹のみでも、適度に燃やせば問題ありません。

なにより、薪ストーブはあれこれ禁止事項に縛られて使うような道具では無いと個人的には思います。

肩肘張らずに家族に一員のように使って欲しいと思います。

 

世界一の森林国、フィンランドや、ヨツールの故郷、ノルウェーは国土の森林の大半が針葉樹です。どちらも7割以上が、マツやトウヒ、2割ほどカバ。その他の広葉樹は

数パーセントに過ぎません。

日本では、クヌギやコナラじゃないと・・・なんて話も聞きますが、薪ストーブの故郷にはほとんど生えていなかったりします。

 

ただ、薪ストーブは焼却炉ではないので、燃やすものは節度を持つことも必要です。

薪ストーブについて、疑問や質問があれば、K・J・WORKSまでお問合わせ下さい。